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初めて富士登山を考えている方へ…富士吉田ルート登山の体験記【Travel No.002】


【Travel No.002】富士山へ登ろう!2018 - 初心者・観光客向け スバルライン5合目〜山頂 -【吉田ルート解説】

 

はじめに

日本で一番高い山として知られている富士山。

日本人であれば一度は拝んでみたい山の一つではないでしょうか?

もちろん、海外から訪れている方も多く、私も登山中に多くの海外の観光客に出会いました。

初めての富士登山を考えている方に向けて、同じ境遇を経験した私をゲームのテストプレイヤーとしてご覧いただき、ご自身の環境や状況と照らし合わせ少しでもより快適な富士登山を経験していただくための体験記です。

富士山への行き方

福岡空港から富士山駅

ジェットスター福岡空港から成田空港へ。

成田空港→東京駅→富士山駅へと移動しました。

福岡を11時くらいに出発して富士山駅に到着したのが17時くらいなので、約6時間ほどの移動。

なかなか時間がかかってしまうので、時間とお金に余裕のある方は東京に前泊しておくのも良いかもしれません。

富士ステーションホテル

富士山駅まで徒歩2〜3分の場所にある大変リーズナブルな宿です。

リーズナブルなだけならまだしも、ホテルも清潔感があり、とても良い感じ。

写真は撮り損ねましたが、お部屋からは富士山も観えました。

 ※写真は富士山駅屋上のビュースポットより。
1泊の料金がシングルで¥7,800(朝食付き・ビュッフェ)

準備と出発

前日に購入した水2Lをハイドレーションに移しホテルを出発。

富士山駅から富士スバルライン5合目行きのバスに乗車。

10時45分、5合目に到着。

登り始めるその前に

富士山の富士スバルライン5合目では、すでに標高2300m程あります。

※福岡県で一番高い山の背振山でも1054m(英彦山まで入れると1199m)。

この場所へ高速バスで向かうので、通常の登山と違い身体がゆっくり高度に慣れていく時間がありません。

5合目に降り立ちスグに登り始めてしまうと身体の対応が追い付かず、高山病になってしまいます。

高度順応と観光

高度に順応するためには30分〜1時間ほどその標高に滞在すること。

これだけで良いのです!

この時間が後々大きく影響してきます(とはいっても初心者なので比較した経験はないのですが……)。

さらにスバルライン5合目には様々な施設や小御岳神社など観光にはこと欠きません。

他の方が登った際のブログや記事などを参考にさせて頂きましたが、どの方もやっていることが高度順応を兼ね、5合目の施設で昼食を食べるということ。

私も例に倣い、富士急雲上閣のレストランにて昼食をとりました。

以前、英彦山に登った際、昼食にご飯物を入れると自分の身体には合わないと感じたので、今回は富士山醤油ラーメンを食べました。

出発

登り始めてすぐ感じることが一つ。

他の山々に比べると比較的緩やかな傾斜でスタートするということ。

まだ背の高い草木が生い茂っている場所もあり、ゆったりとした時間を過ごせます。

そんな風に楽しんでいると早くも6合目に到着。

ここからは本格的な登山がはじまって行きます。

日陰はなく、ゴツゴツとした岩や、大小滑りやすい砂が登山客をお出迎えしてくれます。

6合目に到着した瞬間、「あっ…これ山頂まで登れないやつかもしれない…」と思ったのは私だけではないはず…

そうであってほしい…

と、こんな調子で7合目、8合目、9合目と進んでいくのですが…

7合目を過ぎて以降、とにかく山小屋が多い!そして感覚が短い! 

7合目〜8合目の間に8小屋。

8合目〜9合目の間に9小屋+救護所がある。

個人的には山小屋に到着するたびに10分くらい休憩を取っていれば、無事に登頂できるような気がします。

山小屋での宿泊と高山病

宿泊

ただ歩くだけでも息が切れ始める高さになってくる7合目以降。

なんとか私は本8合目にあるトモエ館に到着。

宿の寝床は大型2段ベット構成になっており、各段に約8名が眠ります。

1人あたりのスペースはモンベルの1人用寝袋くらい。

食事はネット予約の際に同時に注文していたカレーライス(ハンバーグ付き)!

基本は中辛だそうですが、お子様用に甘口もご用意されているとのこと。

8合目の時点で見える景色は絶景。

雲とお友達になれそうな距離感での歯磨きは最高の爽快感でした!

深夜の高山病  

19時

眠りにつこうと努力を始める…

20時

眠れないまま1時間が経過。

21時

気分が悪い…あれ?これって高山病じゃない?

慌てて小屋の外に飛び出して30分…体調は無事に回復。

実は、小屋の中は多くの人が出入りし、就寝しているため酸素が薄い!

山小屋の中で軽い高山病になってしまう人は少なくありません。

さらになってしまった後の具合の悪くなる速度は早く、あっという間に吐き気が私の身体を襲いました。

断念するのかしないのか

このタイミングで私は山頂でご来光を見ることを諦めました。

無事に下山し、帰宅出来てこその登山だからです。

しかし、8合目からの景色は素晴らしく美しい天の川を見ることが出来ます。

ご来光

その後、気づいたら宿の寝袋の中で眠りにおちていましたが、山小屋内のアナウンスで目を覚ましました。

「4時??分…ごらいこうが……」

 

そこから見えた景色は写真で説明することが出来ないような景色でした…

朝ごはんを山小屋の中で済ませ、高山病からも回復した私は山頂を目指して出発。

ここからは1歩1歩の歩みで息が切れてしまう状況。

途中で出会う方々に抜きつ抜かれつしながら無事山頂へ到着しました。

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最後に

f:id:demoreel:20190318152751j:plain人生最初、平成最後の富士登山

日本で一番高い場所からの景色は、ここが日本であるということを私に忘れさせ、空を歩いているような感覚でした。

 

今回の撮影機材

Panasonic DC-GH5(V-Log L)

Viltrox EF-M2 0.71x

 SIGMA Art 18-35mm F1.8 DC HSM

SIGMA 標準ズームレンズ Art 18-35mm F1.8 DC HSM キヤノン用 APS-C専用 210540

SIGMA 標準ズームレンズ Art 18-35mm F1.8 DC HSM キヤノン用 APS-C専用 210540

 

 

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