DEMOREEL

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フィルターで擬似アナモルフィック!あのフレアが再現できる「NiSi ストリークフィルター Allure Streak」を使用した感想

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前回までのストリークフィルター 

2年前、我々はとあるフィルターに出逢った。

demoreel.hatenablog.com

当時からCineMorph以外にも、アナモルフィックレンズ特有のフレアやボケ感を再現できるフィルターは存在しましたが、個人が手に入れやすい価格帯でのラインナップは本当に少なく、CineMorphは購入しやすいフィルターでした。

しかし、フィルター径が77mm以上の物がなく、「Canon 24-70mm F2.8L II USM」などの大口径レンズでの使用が出来ないという残念な点があり、私は「SIGMA 50-100mm F1.8|Art」を購入以降、他に同じようなフィルターがないものかと探していました。

NiSi Allure Streakとの出逢い

そして2021年3月。

私は新たなるフィルターと運命的な出逢いを果たしました。

【NiSi ストリークフィルター Allure Streak】

価格は¥14,080-と、CineMorphと比べると少しお高めでありながらアナモルフィック特有のボケ感の再現は出来ません。

しかし、フィルター径が82mmなので大口径レンズにも対応が出来ることと、フィルター全体に線が引かれているため、とにかくフレアが出やすい!

あと、C-PLフィルターのように線が引かれたフィルター部分のみが回るため、横に伸びたフレアだけでなく、縦や斜めのフレアを出すことが出来るので……まぁあまり使わないと思いますけど作風によっては良いのかなぁと。

どんな映像が撮れるの?

実際に私がAllure Streakフィルターを実際に使用して撮影したMVです。

シアンとマゼンタが輝く中で演奏しているシーンで、効果が見られます。


www.youtube.com

使用した感想と比較

使い勝手も良く、価格がべらぼうに高いわけでもないので、比較的使いやすいフィルターでした。

CineMorphフィルターは海外サイトからの購入・取り寄せなので到着までに時間がかかりますが、NiSiのAllure StreakはAmazonで購入ができます。さらに、私が購入したCineMorphフィルターは保護ガラス無しで、線が剥き出しなので慎重な取り扱いが必要でした。

それに比べると普通のフィルター同様の使い勝手なので、丁寧丁寧な運用が難しいワンオペ現場や比較的動きのあるカメラワークを行う現場では重宝します。

アナモルフィック特有のボケ感を求めない限りは、私はNiSiのAllure Streakフィルターをオススメします。

新たなる刺客

この他にも、私がAllure Streakフィルターを購入した後から様々なストリークフィルターが登場していました。 

【Kase】

こちらは完全に同じ…価格も同じくらい。

というかむしろ高い!!NiSiの方がオススメです。

【Excras】

こっちはフレアが虹色に光ります。 

 フィルターの本家と言っても過言ではない老舗Schneiderから出ているRainbow True-Streakフィルターの模造品といったところですね。

Schneiderと比べて価格がかなり安く、ハズレだったとしても痛くも痒くもないので、今度買ってみようかな……

まとめ

いかがでしたでしょうか?

フィルターって毎回毎回使うわけではないけど、あると便利なのでどうしても購入を検討しちゃいますよね。

レンタルでも良いのかも知れませんが「あっ!今日こんな作品創りたい!」と思った時にスグに使いたいものです。

だったら、なるべく安くて使い勝手の良いフィルターが欲しいというものです!

最後に類似するフィルターを色々ご紹介させて頂きましたので、あなたが購入する時の参考になれば幸いです。

今度持っているフレア系のフィルター比較動画でも撮影しようかな。