はじめに
2018年に仕事で人生初の海外へ連れて行ってもらいました。
海外デビューはフィリピンでした。
まだコロナのコの字もないような時で、とても刺激的な時間を過ごす事ができました。
いつかこの事態が収束し、また旅に出ることが出来るようになった時の楽しみのために思い出を振り返りながら、このブログに出会った人も「行ってみようかな」とか「その時が来るのが楽しみだな」と少しでも思ってもらえるような記事が書ければいいなと思います。
お話を始める前に
簡単にフィリピンがどんな国かをまとめます。
概要
首都:マニラ
宗教:大半がカトリック
気候:高温多湿
年間平均気温が26〜27℃。
日本の場合、沖縄の年間平均気温が23.1℃で、全国平均では15.3℃なので、いかにフィリピンの平均気温が高いかが分かるかと思います。
抱えている問題
貧困:貧困率23.7%(2021年1〜6月 PSA調べ)
※私が行った2018年の貧困率は16.6%でした。
食事:炭水化物・塩分・脂質の摂取量が多い。
特に貧困層の栄養バランスが悪く野菜を食べない傾向。
寿命:平均68歳
とにかく味が濃い少量おかずで、お米をたくさん食べ空腹を満たすような食生活を送る方が多い傾向にあります。
行ってみて驚いたこと
こめ!コメ!米!
本当にお米が進む料理が多かったし、ボリュームもサイズも大きな物が比較的多く、そして安い。
滞在期間中は先方にお世話になりっぱなしでしたので、ほとんどお金を使う事がありませんでしたが、3泊4日していたとしても、¥20,000-ほどあれば地元の料理屋さんで三食と、ミネラルウォーターとお菓子を毎日買っても余ると思います。
・ミネラルウォーター500ml:約40円
・ジョリビー/チキンジョイ :約195円
・タクシー初乗り金額 :約100円
・SIMカード(30日間/5GB) :約1300円
・ジョリージープ(ご飯屋台) :約150円前後
※ご飯、おかず、スープセット
なぜこんなことになっているのか
フィリピンの平均年収は約48万円で、月収約4万円くらいです。
最低賃金は日給約484円で、マニラ首都圏では約1,137円となっているそうです。
※ILO(国家統計局国際労働機関)調べ
もちろん場所によってバラつきはありますが、物価もこれに合わせて調整されているので、そりゃそうですよね!という感じです。
しかし、高いところは高い。
知らない人の結婚式に参加出来る
フィリピンでは知らない人の結婚式に参加してお祝いする事ができます。
私も運よく参加出来たので、参加させていただきました。
道路の向かいはスラム街
これは極端な言い方ですが、普通の街から一歩道を入っただけで、野犬が歩いているようなスラム街があります。
このあまりにも大きなギャップは、この世界の縮図のような光景でした。
軍がモールでフェスやってる
自衛隊もやっているのかもしれませんが、もっと身近と言いますか…こんな感じなんです。
ライフル(本物)を持たせてくれました。
ここで生きていける
本当に少しだけしか書くことがありませんでしたが、この海外経験で一番記憶に残ったのは、日本の生き方に囚われなくて良いということ。
日本での生き方しか知らなければ日本の生き方が基準になりますが、フィリピンでは物価も違えば食生活も違う。
お金をたくさん稼ぐことよりも家族でテレビを囲む時間を優先したり、扉や窓を買うよりSONYのテレビが欲しいと言う。
それが健康的か文化的か、安全性が高いか低いかなんて基準も、違う国同士の目線で見れば大小上下左右色々あると思いますが、そこに住んでいる人達はそれが普通です。
行った当時は「あーもうお金なくなったらここに来ればどうにかなるわ!」とか思いました。
おわりに
国内外に関わらず、旅は今が絶対じゃないことを教えてくれます。
それが国も文化も全く違う場所であれば尚更です。
旅に出ることが難しい昨今、いつかまた、自由に旅が出来る日を願い、それまでは来る日に思いを馳せましょう。
旅行プランを立てるだけでも、こうして振り返るだけでも良いのです。