前書き
平成最後のお買い物。新しいパートナーとの出逢い。
「写真はスマートフォンで十分だ」
そんな言葉が飛び交う現代。いかがお過ごしですか?
いっそフィルムカメラに移ってしまうのも一興。
ミラーレスのフルサイズで動画も写真も楽しむというのも一興。
人には人の楽しみ方があるからこそ、新しさが生まれ、歴史になっていくと私は思います。
どんなカメラなのか
富士フィルムから2017年の2月に発売されたコンパクトデジカメであり、価格.comのPRODUCT AWARD 2017 デジタルカメラ部門で金賞を受賞。
発売から2年経った今でも100,000-前後で発売されており、いわゆる“高級コンデジ”と言われる部類のカメラです。
しかし、“コンデジ”と聞くと【高倍率ズーム】や【簡単・軽量・コンパクト】というイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
どこでも手軽に使える便利なカメラという立ち位置で活躍するコンデジの型にはまらないのが、このX100Fです。
購入のきっかけ
友人の結婚式
先日、親しい友人の1人がめでたく結婚式を挙げました。
いつも結婚式に参加する際はカメラを持って行くのですが、一眼レフだと重すぎるし大きすぎて荷物になってしまいます。
ミラーレスは…GH5しか持っていないし、仕事で使っているので何となく使う喜びが少ない。
チェキや写ルンです…なんか違う気がする。
何を持って行くことが友人の結婚式の雰囲気にベストマッチするのか、色々な考えを巡らせていました。
すると、頭の中にある言葉が響いたのです。
(…じゃぁコンデジはどうだい?…)
それからしばらく考え続けました。
Photograparkというブログとの出逢い
友人の結婚式に持って行くカメラを悩んでいる最中、富士フィルムのカメラで撮影した写真が多く掲載されている“Photograpark”というブログと出逢いました。
このブログの主であるEzogeekさんはX-T2とX100Fを使用しており、どの写真も素晴らしいのです。
(最近はRICHOのGR3に乗り換えされたらしいです。)
この時から、富士フィルムのカメラで撮影された写真が友人の結婚式の雰囲気に合うのではないか。
そう考えるようになったのです。
外観
撮れる写真もさることながら、クラシカルな外観にも心惹かれるものがありました。
フォーマルな場面ではカジュアルさを、カジュアルにはフォーマルさを思わせる外観は、どんな場面にも溶け込みます。
ファーストインプレッション
コンパクトではない
Photograparkさんのブログでもおっしゃっていましたが、やはりカメラ本体は大きく、コンデジと言いながら全然コンパクトじゃない。
ポケットにもサコッシュにも入らない!
バッグがない場合は本体にストラップをつけ、肩や首から下げて持ち運びをしないといけません。
しかし、私はこのカメラに出会うまでEOS 7D MarkIIやNikon F100など大きめのカメラを使う機会が多く、むしろとてもコンパクトに感じています。
個人的には全然問題がありませんでした。
明るく個性的なレンズ
レンズは35mm換算で35mmのFUJINON単焦点レンズが搭載されています。
絞り値はF2.0なので、暗い状況での撮影にもしっかり対応。
多くのX100Fユーザーが口を揃えて言うようんに解放ではソフトに、絞れば生々しいほどシャープ写ります。
個人的には解放F2で撮影した時の子供や人の肌、髪の質感が好きなので、特別に表現したい事がなければ解放で撮影をしたくなります。
フィルムシミュレーション
LightroomでのRAW現像、VSCOを使用したレタッチが一般化した今。
少し写真をかじった事がある人ならば知っているであろう、写真がそれっぽく見えるようになるこの技術がある中で、JPEG撮って出しの必要はあるのだろうか。
フィルムシミュレーションはLightroomやVSCOに入れて色をいじってしまえば、折角の良さが薄れてしまうように私は思います。
私がフィルムシミュレーションを使用した際に感じたことは、本当にフィルムカメラで撮影されたような質感だったということ。
こればかりは色々なシチュエーションで試していただくしかないのですが、RAW現像をするほどガチガチの撮影はしたくないけど、しっかり目的のイメージに合う写真撮影がしたい時に使うカメラなのだと思います。
比較対象
X100Fと比較される対象となるカメラはRICHO GRIIIや、SONYのRX1などでしょう。
どちらのカメラも素晴らしいカメラに間違いありません。
GRシリーズはAPS-Cセンサーを搭載しながら、X100Fよりもコンパクトでポケットもサコッシュにも収まるサイズ感。
AFの速さにも定評があり、2GBの内蔵メモリーを搭載。
しかし外観が私好みではありませんでした。
RICOH デジタルカメラ GRIII APS-CサイズCMOSセンサー リコー GR3 15041
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RX1はフルサイズセンサーを搭載。
2013年発売でありながらも現代のカメラに引けをとらない高スペック機。
常用ISO感度も高く、動画撮影の事も考えているSONYならではの配慮。
色も美しい。
しかしレンズがコンデジと呼ぶにはやはり大きすぎる事と、価格が約¥200,000-という高額商品。
ソニー SONY デジタルスチルカメラ Cyber-shot RX1 2430万画素CMOS 光学1倍 DSC-RX1
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
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コンパクトさと価格帯のちょうど中間に位置したのがX100Fだったという事です。
オススメしたい人
・物としての所有欲が満たされたい人
・RAW現像を考えた写真撮影より、もっとカジュアルに写真を楽しみたい人
・小旅行に出る機会が多く、自分のファッションに馴染むカメラを探している人
以上のどれかに当てはまる人には、オススメのカメラではないかと思います!
あとがき
私はまだ購入して少ししか経っていません。
しかも購入してすぐに、まさかの初期不良。
修理から戻ってきたら、ガンガン使い倒して、もっとこのカメラを知っていこうと思います。