はじめに
突然ですが、あなたはどんな風にフィルムを買いますか？
・目についたもので気になるフィルムを購入する「ジャケ買いスタイル」
・色々調べて自分のシチュエーションを想定しながら購入する「適材適所スタイル」
・安さは正義！業務用だが、それが逆に良い！みたいな「業務用フジスタイル」
・んー私はすでに売られてないフィルムが好きだったなーと物思いにふける「古いアルバムの中にスタイル」
人の数だけフィルムの選び方があると思います。
どのフィルムを買えばいいのか。そしてどのフィルムはどんな写りをするのか。
あなたのフィルム選びの参考資料になれば幸いです！
ただし、レンズの質や天候に左右されイメージがあまり良くない写真もあります。
良い写真が入り次第、随時更新致しますのでご容赦下さい。
購入可能フィルム
Kodak Ektar 100
使用カメラ：KMZ ZORKI-4
使用レンズ：INDUSTAR-61 52mm F2.8（FED）
Kodak曰く。
「世界最高の粒状性」と謳われた高彩度のカラーネガフィルムでの作例がこちら。
使用したレンズの前玉にスレが多く、全体にグローが掛かった画になってしまいました。
前玉スレによるコーティング剥げの影響があるのかは分かりませんが、マゼンタに色が寄ってしまっています。
こちらはいつか作例を撮り直します。
Kodak カラーネガティブフィルム プロフェッショナル用 35mm エクター100 36枚 5本パック 9130454
- 出版社/メーカー: コダック
- メディア: Camera
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FUJIFILM Velvia 100F（ベルビア100F）
使用カメラ：Nikon F100
使用レンズ：Nikon AF 28-70/3.5-4.5
リバーサルフィルムってご存知でしょうか？
詳しい説明はここでは省きますが、ネガと比べてリバーサルフィルムは適正な露出が求められます。
画に関してはリバーサルの方がネガよりも粒状性が細かく、鮮やかな発色をします。
撮影した環境によりけりかと思いますが、今回は赤の要素が強く出てしまいました。
FUJIFILM リバーサルフィルム フジクローム Velvia 100 35mm 36枚 1本 135 VELVIA100 NP 36EX 1
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: Camera
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FUJIFILM PRO 400H
使用カメラ：PENTAX 645
使用レンズ：smc PENTAX 75mm F2.8
こちらは35mmフィルム（135フィルム）ではなく中判用フィルム（120フィルム）のPRO 400Hを使用しました。
1989年に富士フィルムにより制作された「第4の感色層」を採用したフィルムであり、従来のフィルムでは再現が難しかった紫色や微妙な色合いなどの再現が可能となったフィルムです。
作例では桜や花をメインに撮影を行いました。
FUJIFILM カラーネガフイルム(プロフェッショナル用) フジカラー PRO400H 35mm 36枚 1本 135 PRO 400 H NP 36EX 1
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: Camera
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FUJIFILM SUPERIA X-TRA400
使用カメラ：OLYMPUS PEN-EE（ハーフカメラ）
2007年に発売された比較的新しいタイプのフィルムです。
価格も安く、素直に描写してくれるフィルムです。
※2018年に製造は終了したそうですが、まだ買えます！
FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー SUPERIA X-TRA 400 36枚撮り 3本パック 135 SP400X-R 36EX 3SB
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2011/04/01
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FUJIFILM NATURA 1600
使用カメラ：Nikon F100
使用レンズ：Nikon AF 28-70/3.5-4.5
フィルムの中では最高感度と言っても過言ではない、ISO1600のフィルムです。
“高感度＝粒状性が荒い”という印象があるかと思いますが、NANO-STRUCTURED Σ GRAIN（ナノ・ストラクチャー・シグマ・グレイン）という、これまた謎の技術により細かい粒子を実現。
ワカンダのブラックパンサーもニューヨークのアイアンマンも驚く日本の技術力。
さらにこちらも「第4の感色層」を採用しており、ある意味“全部入り”のフィルムではないでしょうか？
※こちらも現在、製造が終了していますが、まだまだAmazonなどで購入することが可能です。
FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー NATURA 1600 36枚撮り 単品 135 NATURA 1600-N 36EX 1
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
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FUJIFILM ACROS NEOPAN 100
使用カメラ：KMZ ZORKI-4
使用レンズ：INDUSTAR-61 52mm F2.8（FED）
私が経験したモノクロフィルムの中でも、非常に柔らかい印象を持ったフィルムです。
ある名カメラマンが残した言葉にある「白と黒の間には無限のグレーがある」という言葉が当てはまるようなフィルムだと思います。
日本製モノクロフィルムの生き残り…と思っていたのですが…
残念ながらこちらも製造終了品となりました。
まだまだAmazonなどでで購入するこが可能なフィルムです。
優しいモノクロ写真をお考えの方は今すぐ！
FUJIFILM 黒白ネガフイルム ネオパン 100 ACROS 35mm 36枚 3本 135 ACROS100 NP 36EX 3SB
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2013/04/01
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AGFA VISTA 400
使用カメラ：Nikon F100
使用レンズ：Nikon AF 28-70/3.5-4.5
夕陽とポートレートが似合うフィルム。
そんな印象があるのは私だけでしょうか？
少なくとも、ポートレートに向いていると思っているのは私だけではないように感じています。
写真家・映画監督の蜷川実花さんが使用しているフィルムだということで人気が出たフィルムでもあるかと思いますが、こちらは一旦製造が終了し、再度生産されはじめたフィルムだそうで、そのタイミングで発色が変わったんだとか……。
結局どんな色味の写真が撮れるの？という方には「インスタで見る海外のアート的写真の色味に近い」という伝え方をしたいです。
なんか…一本道にショッピングカート or 木で出来たイスを置いているような写真に向いているといったイメージです。
気にしないで。
AGFAPHOTO VISTA400 36 カラーネガフィルム ISO400 36枚撮 AP400-36
- 出版社/メーカー: アグファフォト
- 発売日: 2017/10/01
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生産完了品
さてさて、既に生産完了品が出ていたにも関わらずなぜここで“生産完了品”を分けて表示をしているのか疑問ではありませんか？
こちらはもう既に出会うことができないフィルムです。
偶然いくつか使用していたので、こちらも合わせて…記録の記憶として記載しておきます。
Kodak BW400CN
使用カメラ：KMZ ZORKI-4
使用レンズ：INDUSTAR-61 52mm F2.8（FED）
こちらは先ほど紹介したKodak版 ACROS NEOPAN 100といったところ。
しかし黒の締り具合、シャドー部が少し硬調に感じました。
FUJIFILM NEOPAN 400 PRESTO
使用カメラ：KMZ ZORKI-4
使用レンズ：INDUSTAR-61 52mm F2.8（FED）
私が出会ったフィルムの中で、一番画力があるフィルムだったように感じています。
このフィルムで撮られた写真を見た時、私は今まで自分が何も考えずに撮影をしていたんだと気付かされました。
なぜなら、このフィルムが私が撮った写真に意味を与えてくれていたからです。
しかし、これはあくまで私個人の意見です。
みなさんにとっても、そんなフィルムがきっとあるはず。
Ferrania Solaris 400
使用カメラ：Nikon F100
使用レンズ：Nikon AF 28-70/3.5-4.5
美しい青色といえばこのフィルム。
“オリンパスブルー”という言葉があるように、“ソラリスブルー”という言葉があってもおかしくないレベル。
ユーザーの間では青色が美しいフィルムとして名を馳せていますが、まさにその通りだと思います。
それでいながら人肌の色味や夕陽のグラデーションの色味がおかしくなることはありません。
写ルンです シンプルエース（39枚撮）
写ルンですなんです。
写ルンですは写るんです！
vol.1まとめ
次回はもっとマイナーで、頑張って既に売られていないものを探そうと思います！
