DEMOREEL

カメラマンがお話しする映像・写真・カメラのこと。訪れた場所のこと。生活のこと。

ブラックミストフィルターをはじめ、色々なディフュージョン・ソフト系フィルターを比較してみた!

はじめに

このブログはYouTubeにアップロードしている「色々カメラフィルターを比較してみた!【ブラックミスト・ディフュージョンフィルターなど他多数】」と連動したブログとなっております。

本ブログだけでも十分楽しんでもらえるような気もしていますが、YouTubeの動画も見ていただけますと幸いです。

事の発端

ブラックミストフィルターのブームが一旦山場を迎えたように思え、私は次はみんなどんなフィルターを使ってシネマティックを探究していくのかと考えていました。

私自身は「シネマティック」というのはよくわかりませんが、作品に合わせてフィルターを選んでいることは確かで、その効果による恩恵を少なからず受けてきました。

とはいえ、同じシチュエーションで、同じ設定で同じカメラで比較撮影をしたことはありませんでしたので、自分の中で明確に各フィルターの効果を理解していないのではないか?と思ったのです。

「だったら比較してみれば良いじゃないか」

その通りです。

というわけで、ブラックミストフィルターから新たな選択肢を見つけていただく一要因になればいいなという気持ちと、色々手元にフィルターが揃ってきた今、自分の復習のために比較に踏み切ったというわけです。

特に、Amazonやメルカリで買えるものを中心に比較しています。

今回比較するフィルターと効果

ディフュージョン系フィルター

Kenko Low Contrast No.1

ロー・コントラストフィルターは、その名の通りハイライトとシャドーのコントラストを弱める効果があります。強い日差しによって生まれた強い影を弱める効果がありますが、それに伴い画面全体が白っぽくなります。

ブラックミストと違い、点光源が大きく発光することはありません。

No.1と書いていますが、No.2とかNo.3とか見たことがありません。時代と共に消えてしまったのでしょうか。。。

Kenko Black Mist No.05

「シネマティック=ブラックミスト」として親しまれているフィルター。

キャッチコピーにも「映画のワンシーンのように———」とあるようにそんな雰囲気で撮れます。

私が学生の頃にも「映画っぽく撮れる!」と少し話題になりました。時代は繰り返しますね。

ロー・コントラスト同様、ハイライトとシャドーのコントラストを弱める効果があり、No.1とNo.05とではソフト効果が半分ほど違い、No.01よりNo.05は効果が弱いです。

他のフィルターと比べ、こちらは画面全体が白っぽくなり過ぎないようにコントラストを弱めてくれます。

Kenko DUTO

「デュート」と読みます。数あるソフト系フィルターの中でも強度は弱めで、フィルターの表面に波紋のような溝が刻まれています。

そのため、広角側での撮影や、絞りを絞り込んで撮影すると画に映り込んでしまうので、開放に近い絞り値や、中望遠レンズを用いた撮影に向いています。

肌やハイライトが滲んで、ふんわりとした雰囲気で撮れます。

MOMENT Cine Bloom 20%

アメリカのオンライン撮影機材専門店で、Cine Bloomは同社のオリジナルだ。

強度は10%、20%の2種類で、10%は20%の効果が半分になったとか、その辺は分かるが、その%がどのくらいの強度を表しているのかは定かでない。

こちらはローコントラストと非常に酷似しております。

Tiffen Pearlescent 1/8

映像のフィルターといえばTiffen。ハリウッドのフィルターといえばTiffen。

そういっても過言ではないほど映像業界のフィルターを支えた老舗中の老舗です。

こちらはコントラストを和らげつつ、デジタルならではのシャープさを抑える効果があります。

ストリーク系フィルター

動画の方では作例を紹介していますが、ここでは情報のみの紹介とさせて頂きます。

Excras 紙吹雪フィルター

ウルトラマンの変身シーンで出てくるような光感を演出できます。

光源からカラフルな光線が伸びているようなストリークフィルターです

NiSi Allure Streak Filter / Blue

以前このフィルターに関する記事を書いていますので、そちらをご覧いただければと思います。

とりあえず横に伸びたフレアが撮影できます。

demoreel.hatenablog.com

比較してみた

一度YouTubeの動画をご覧いただいた後に、ここからの記事を読んで頂けますと幸いです。

日中の屋外

日中の屋外

CineBloom 20%とロー・コントラスト No.1の効果が比較的近い印象ではありますが、シャドー部への影響が若干ロー・コントラスト No.1の方が強く出ているように感じますが、それ以外はほぼ一緒。

ブラックミスト No.05、パールセント 1/8、DUTOも非常に似通っていますが、ブラックミストは若干シャドーにまで効果が影響しており、DUTOとパールセントはハイライト部が他のフィルターのように「かすみ」のある感じではなく「滲んだ」ようになっており、その名の通り真珠のようです。

ボケている菜の花の発色はパールセントとDUTOが良さげですね。

日中の屋内

日中の屋内

こちらも日中の屋外よりもCineBloomeとロー・コントラストのシャドー部への影響が顕著に見て取れます。

この比較画像では分かりづらいのですが、ロー・コントラストの方が日差し感を少し感じ、CineBloomeの方は少し暖色によっているように見えます(これらは、茶色い小瓶の白いラベルに注目していただけると分かりやすいかと思います。)

ブラックミスト、パールセントはほぼ一緒。パールセントの方が若干ハイライトが滲んで見えます。

今回、DUTOのみフォーカスの位置が変わって見えます。

茶色の小瓶にフォーカスを合わせていたのですが、緑の小瓶にフォーカスが移動しています。

これは操作ミスなのか、DUTOのフィルターに刻まれた波紋の溝が真ん中にフォーカスを合わせるような効果があるのか(視力回復効果が見込める穴の空いたメガネのような効果)は定かではありませんが、どちらにせソフトな効果は一番弱いですね。

夜間の屋外

夜間の屋外

ここまで一番効果の弱かったDUTOが急に開花しました。高校・大学デビューをしたようなパリピ感。光源から後光が差したようなフレアが出ていますね。

CineBloomとロー・コントラスト全体的に霧がかかったような雰囲気。湿度や温度を表現する時に良さそうですね。

ブラックミストとパールセントは霧がかったような効果は少ない代わりに、光源が大きく発光して見えます。

ブラックミストは光源周辺の光が膨張したように。パールセントは光源そのものが膨張したように見えます。

夜の点光源に対してはどのフィルターも顕著に効果が見て取れましたね。

まとめ

ちゃんと見てみると、それぞれのフィルターの個性が見えてきましたね。

特にDUTOのデビュー後パリピになる感じは誰しも身に覚えがあるのではないでしょうか?

ブラックミストフィルターはシネマティックな表現にはマストアイテムのように親しまれていましたが、みなさんが求める表現にもっとマッチしたフィルターが他にあると思います。

この動画やブログではフィルター濃度別比較などを行っていませんし、ハリウッドブラックマジックや、ブラックディフュージョン。グリマーグラスなどのニッチなフィルターの比較も行っていないので、まだまだ奥が深く、分からないことがたくさんありますが、選択肢を増やす一因となれれば幸いです。

ちなみに

今回、人を立たせてフィルターテストを行っていないのは、私が人見知りでモデルさんにお願いできなかったからです。

誰か!次フィルターテストする時に協力して下さいー!

ブラマジポケシネ4K / 6K / 6K proとフィールドレコーダーのタイムコードを同期させる方法と注意点

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この記事に向いている人

  • 録音機材とポケシネを持っている人
  • これから録音機材を買おうと思っている人
  • 映像作品を制作している人

はじめに

ここで解説する方法はレコーダーとカメラのタイムコードIN/OUTを有線で繋いで同期する方法です。

テンタクルシンクなどのワイヤレスでタイムコードを生成・同期させる方法は解説しておりませんので、あらかじめご了承頂けますようお願い申し上げます。

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便利ですよね、ワイヤレスタイムコードジェネレーター

同期をはじめる、その前に

まずは自分が使っているレコーダーがタイムコード出力に対応しているのかを確認しましょう。

勝手な想像ですが、この記事に辿り着いた方の大半は、ZOOMやTASCAMを使用していらっしゃるのではないでしょうか?

もっとディープな方だとRolandとかですかね?

どういったレコーダーを使っていたとしても、BMPCCとレコーダーのタイムコードを同期させたいのであれば、レコーダー側にタイムコードを出力する機能がなければ同期できません。

BMPCC側ではタイムコードを出力することが出来ないからです。

ちなみに、私が調べた限りではTASCAMリニアPCMレコーダーに、その機能はありませんでした。

一部、TASCAM DR 701Dのみ、HDMIによるカメラ側とのタイムコードの同期が可能らしいのですが、BMPCCでは出来ないかと思います。

もし出来たらすみません。

ZOOMのF4、F8、F6などにはSDIやTRSによるタイムコードのIN/OUTが用意されているので、これからレコーダーのご購入を検討されていらっしゃる方にはZOOMの方が良いかもしれません。

zoomcorp.com

zoomcorp.com

用意するもの

レコーダー側がSDIの場合

レコーダー側がTRSの場合

コレだけです。

実際に繋いでみる

レコーダー側のTC OUTに。BMPCCは3.5mmステレオ入力にケーブルを繋ぎましょう。

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レコーダー側(OUT側)

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カメラ側(IN側)

BMPCCの画面上にタイムコードが表示されていると思いますが、待機中にここが00:00:00:00と表示されている場合はレックラン(録画開始から終了までをカウントするタイムコードの記録方法)になっています。

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ケーブルを繋いだらここを確認してみましょう!

その場合は、一度タップしてみて下さい。

そうするとフリーラン(録画開始に関わらず、タイムコードを刻んでいる状態)に切り替わります。

この状態で、タイムコードの横にEXTと表示されていれば、レコーダーとカメラが正常に同期が出来ている状態です。

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EXTが表示されていればタイムコードの同期が完了!!

よくあるトラブル

タイムコードにEXTが表示されない

これはレコーダー側のフレームレートとカメラ側のフレームレートの設定が噛み合っていない可能性があります。

実はレコーダー側にも29.97fpsや30fps、24fpsなどフレームレートの設定があるんですね。

大体タイムコードの設定項目の中にあるので、探ってみて下さい!

フレームレートの後ろについてるNDとDって何?

コレ不思議ですよね。

NDはノンドロップフレーム。Dはドロップフレームを表しているのですが…

「29.97NDってドロップフレームをさらにドロップさせるということ!?」

と思っちゃいますよね。私もそう思っていました。

実はこれ、タイムコードをドロップさせるか、ノンドロップさせるかということなんです。

コレに関しては、メチャクチャ詳しく記載されていらっしゃる方がいらっしゃったので、共有させて頂きます。

https://ameblo.jp/holycater/entry-12647617264.html

とりあえずノンドロップ(ND)に設定していて大丈夫です。

おわりに

いかがでしたか?

最近は音声による同期を主に使用していらっしゃる方が多くなっているのではないかと思いますが、被写体と離れれば離れるほど音ズレの幅は広がりますし、カメラが複数台あるとその差は広がるばかりです。

何もレコーダーとカメラの同期のためだけにタイムコードを合わせるのではなく、レコーダーを基準とし、複数のカメラに同じタイムコードを埋め込んであげることで、2カメ3カメとカメラが増えていった時の画合わせが楽になってきます。

カメラが安価になり、予備も含めカメラを2~3台所有しているビデオグラファーの方も多くいらっしゃるかと思いますので、いつか誰かの為になればいいなと思いながら締めさせて頂きます。

フィールドレコーダーやICレコーダーの音飛びや録音が止まってしまう原因

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この記事で分かること

  • 音声レコーダーのトラブルの原因を特定しやすくなる
  • トラブルへの迅速な対応、解決が出来る

みなさんはこんな経験をした事はありませんか?

  • 録音した音声のデータが音飛びしている
  • 録音中に電源が落ちていた
  • 録音が勝手に止まっていた

などなど、音声レコーダーのトラブルに苛まれた経験がある方も多いと思います。

私もこういった音声の収録に関するトラブルを経験をしました。

経験談

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私はZOOM H5というハンディ型のリニアPCMレコーダーを長らく使用していましたし、今でも時々使用しています。

単三電池2本で動いてXLR端子も2チャンネルあるので、2〜3時間のセミナーや演奏会・発表会などの収録に最適でした。

そんなある日、とあるセミナーを記録していた時のことです。

収録を終え、自宅に戻りパソコンに記録映像とZOOM H5で収録した音声データの収録時間を確認してみると、およそ30分ほどZOOM H5の音声データが短なっており、音にズレがあることに気付いたのです。

慌てて音声データを再生してみましたが、やはり音飛びが発生しており、小説で例えるなら1ページ目の5行目から、いきなり10ページ目の8行目からスタートしているような感じでした。

どうにかバックアップで別の録音機材で収録していたので、事なきを得ましたが、気持ち悪い汗が全身から滲み出たのを覚えています。

どうすればいいの!?

こんな私のようなトラブルをしないためにはどうすればよいのでしょうか?

既にトラブルが起こってしまった人は、次回同じトラブルや別のトラブルを起こさないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?

この記事がきっかけで、みなさんにこれから起こり得るトラブルを未然に防ぐことに繋がれば嬉しいです。

解説するトラブルの種類

まず、よくあるトラブルは大きく3つあります。

  1. 収録したデータが音飛びしている
  2. 録音中に電源が切れてた
  3. 録音が止まっていた

今回はこの3つのトラブルを軸に解説していこうと思います。

それぞれに共通した考えられる原因と解決方法

原因1:一時的な電圧の低下

【理由】

エネル○プなどの充電式電池を使っている。安い電池を使用している

【解説】

繰り返し使って劣化している充電式電池や、どこのメーカーかも分からない電池は、安定した電圧で電力を供給出来ない場合があります。

一時的な電圧低下により必要な電力が供給できず、録音が止まってしまったり、電源が落ちてしまうことがあります。

録音機器の電源が切れていれば原因の特定が簡単なのですが、お使いの機器によってはスタンバイ状態が続いていることもあり、その場合は判別が難しいです。

では、この状態の電池がどういう状態なのか、別のシチュエーションに当てはめて分かりづらく例えてみましょう。

【ケース】

仕事終わり。疲れたサラリーマンが電車に乗って帰宅している。

サラリーマンは電車の吊り革を掴んだまま一瞬眠ってしまった。

その際に身体の力が一瞬抜けてしまい、足がカクンとなってしまい、手に持ったカバンも落としてしまった。

しかしスグに目は覚めたため、身体が倒れてしまうことはなかった。

【対策】

充電池やノーブランド電池はテストやリハ用に。本番は新品の電池を使いましょう。

【豆知識】

ある程度のクラスの機材になると、録音機材にどの電池を使っているのかを認識させるための電池設定があります。

使い捨てのアルカリ電池は1.5V、充電式電池のニッケル水素電池は1.2Vの場合が多く、設定がズレたまま使用すると早々に電池が切れてしまう可能性があります。

この設定がズレていることによるエラーは聞いたことはありませんが、正しく設定し、正しく使いましょう。

原因2:SDカードによる不備

【解説】

多分ありとあらゆるエラーの原因はコレが一番多いような気がしています。

特に音飛びや録音の自動停止はSDカードの書き込みエラーを最初に疑っても良いと言っても過言ではありません。

なぜエラーSDカードによるエラーが起こるのか。法用量を守った利用をしているにも関わらずトラブルが起こる場合の理由は大きく分けると以下のようになります。

  1. SDカードの劣化により書き込み速度が低下している or 安定した書き込みが出来ていない
  2. SDカードのフォーマットが上手くいっていない or レコーダー内でSDカードをフォーマットしていない
  3. SDカード自体の個体差

最後の“個体差”という問題はどの機材類にも言える、誰も救われない現象なのでここでは無視します。

では、この状態のSDカードがどういう状態なのか、別のシチュエーションに当てはめて分かりづらく例えてみましょう。

【ケース】

私は5年前に20km/Lの燃費で走ることができる電気自動車を購入しました。

最近エンジンの掛かりが悪かったり、燃費も10km/Lくらいになっているように感じます。

走ることには走るので目的は達成していますが、給油の回数が増えたので今まで1時間で到着していた場所に2時間で到着するようになってしまいました。

【対策】

とりあえずSDカードを買い替えて、記録に問題がないかテストすることをオススメします。

SDカード購入の際は、機種が対応している中で一番書き込み速度の速いSDカードを選んでください。

テストの方法は以下を参考にしてみて下さい。

  1. 本体で収録できる最高の音質に設定して、出来る限り全てのチャンネルに音を入れて、バックアップ収録機能がある場合もONにして、SDカードがいっぱいになるまで連続収録して下さい。
  2. SDカードがいっぱいになり、全てのデータで音飛びが見受けられなければ大丈夫です。
  3. 音飛びや停止が発生した場合は、音質の設定を下げて同じテストを行って下さい。

※全てのチャンネルを収録することが面倒くさい場合は、自分が利用するであろう最大の範囲を想定してテストを行って下さい。

以上です。面倒ですが、一度やっておくと安心です。

特に「最高の音質」というのがキモで、最高音質での記録が上手く出来ない機種もあるんです。

最高音質で収録できない場合は、諦めて音質の設定を下げて収録しましょう。

【豆知識】

音声フォーマットの「〇〇kHz ▲▲bit」について。

kHz(サンプリング周波数)は、音声を毎秒何分割して記録しているのかを表しています。

ハイレゾの96kHzは96,000分割/秒ということです。

動画のフレームレートに近いものを感じますね。

bit(量子化ビット数)は音の厚みをどれだけ細かく記録するのかを表しています。

動画や写真にも8bitや10bit、16bitが存在するように音声にも同じように存在しています。

原因3:一時的な強い振動

【理由】

強い振動が加わることにより、本体の動作が上手く行かなくなってしまう。

【解説】

これはあまり説明が入らないような気がしますが、機械って強い衝撃が加わると壊れますよね?

今はあまりこういうトラブルはないのですが、大音量のスピーカーの近くや、振動がダイレクトに伝わる場所にレコーダーを置いて収録することはオススメしません。

では、この状態の本体がどういう状態なのか、別のシチュエーションに当てはめて分かりづらく例えてみましょう。

【ケース】

車と車が衝突しました。衝突した衝撃でエンジンが停止しました。 

【対策】

振動によるトラブルかを確認する時は、収録しながら本体を軽く揺らしたり、振ってみて下さい。

軽い振動でもエラーやトラブルが発生する場合は、本体を修理に出すことをオススメします。

また、揺れや衝撃は少なからず機材の負担につながりますので、揺れない場所など安定した場所に機材を置いて収録しましょう。

それが難しい場合は地震対策用品の耐震マットなどをレコーダーに敷いて収録して下さい。

【豆知識】

音声のケーブル同士が重なりあったり、電気が通っているコード類がXLRケーブルやレコーダーに接触したり近くにあると、ハムノイズが発生します。

ジー」や「ブーン」という音で、音声編集ソフトや最近では動画編集ソフトの音声編集機能にハムノイズを除去する機能があります。

出来る限り録音機材の周りには電源コードなどを置かない・伸ばさないようにしましょう。

原因4:本体の故障・不良

【理由】

使いすぎ or 初期不良

【解説】

コレまでの原因1〜3を全て試しても何も起こらない場合。もしくは全てに当てはまってしまった場合。

一度全ての現象と対策を記載した紙と一緒にメーカー修理に送ることをオススメします。

では、この状態の本体がどういう状態なのか、別のシチュエーションに当てはめて分かりづらく例えてみましょう。

【ケース】

機械は不備があれば修理をしますし、人間も身体を壊せば病院にいきます。

【対策】

おかしいな?と思ったらすぐにメーカーに問い合わせましょう。

もしかするとリコール品になっていて、無償交換品かもしれませんよ?

【豆知識】

ZOOM H5は収録に関する問題と、本体の材質が加水分解するので無償交換してほしいです。

まとめ

いかがでしたか?

もしここにはないトラブルやエラーが起こった場合はコメント欄に記入して教えて下さい。

この記事のパート2が生まれるかもしれません。

フジフィルムユーザーがCaputure Oneを使うべき9つの理由

はじめに

私はAdobe Lightroomユーザーで、今でもLightroomは契約しています。

今はLightroom Classic CCですが、初代Lightroomから使用しているズブズブのLightroomユーザーです。

正直、Lightroomを使っていて困ることってほとんどないんです。

ではなぜこんな大口を叩いたようなタイトルの記事をわざわざ書くのか。

……さっそく行ってみましょう!

きっかけはテザー撮影

ある日、テザー撮影を行う必要があるお仕事がやってきました。

Lightroomを使っている私は「まぁプラグイン入れればいけるやろな!」くらいに思っていたのですが、無償・有償に限らず、インストールも再インストールも再起動も全て試したにも関わらず、フジフィルムのカメラではLightroomではテザープラグインが上手く機能しなかったのです!

これに関しましては本当にどうにかして下さいね?AdobeさんとFUJIFILMさん。

にっちもさっちも行かなくなり、仕方なくCapture Oneを導入したのですが、これが運命の出逢いになったのです。

Capture Oneの良い点

①テザー撮影がほぼ1ステップで完了

ケーブルで繋ぐだけ。本当に簡単です。

Lightroomみたいに「テザー撮影を開始」なんてワザワザ選ばなくていいんです。

繋いでシャッターを切れば、ホラ!

あなたがシャッターを切った写真がパソコンの画面にもう映ってる…

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一応環境設定のところにこういう設定もあります

 

ちなみに私が使っているテザーケーブルはこれ。

②調整結果を自動で反映してくれる

映し出された写真が少し暗い?明るすぎる?彩度が足りない?

映し出された写真をLightroomと同じようにパラメーターをイジってみましょう。

露光量を調整したり、彩度を上げたりして、自分のイメージに近づけましょう。

そうして先ほど撮った写真が自分のイメージに近付いたら、もう一度シャッターを切ってみて下さい。

次に映し出される写真は、もうあなたがイメージしている写真に近付いた写真が表示されているハズだから……

Lightroomでは一度調整したパラメータをプリセットとして登録し、撮影後の写真に適用する設定をしなければいけませんが、そんなこともしなくてOKです。

③あとでフィルムシミュレーションを変更出来る

これは人それぞれ考え方があると思うので色々言いませんが、私個人と致しましては撮影後の楽しみであり、VSCOやフィルムプリセットの代わりとして使用させて頂いております。

Lightroomのフィルムプリセットとの明確な違いは、パラメーターが変わらないことです。

Lightroomは“「〇〇フィルム」というフィルムを再現するために調整されたパラメーターを読み出すプリセット”みたいな形式になっているので、自分がイジるパラメーターに影響が出てしまいます。

しかしCapture Oneで変更出来るフィルムシミュレーションは、Canonでいうところのピクチャースタイル。SONYでいうところのピクチャープロファイルを変更しているのと同じなので、そもそもパラメーターに影響を受けません。

フジフィルムの場合はそれがフィルムを再現したプロファイルなので、VSCOやフィルムプリセットの代わりとして使えるというわけです。

しかも自分が調整するパラメーターが影響を受けずに。

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左の赤枠に注目「カーブ」が「フィルムシミュレーション」です

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こんなに!?

④旧機種で新フィルムシミュレーションが使える場合がある

私はX-T4とX100Fを使用していますが、X100FにはETERNA(エテルナ)というフィルムシミュレーションは入っていません。

しかし、なぜかCapture Oneには入っています(なぜ!?)。

少し得した気持ちになりますし、こういう形でも楽しむ幅が広がるのは、物を長く使うきっかけにもなりますね。

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X100Fのプロファイルとカーブ

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本体に搭載されていないはずのETERNAが…

⑤取り込み時の綺麗さはLightroomより綺麗かも?

主観ですが綺麗な気がする。取り込み時の変換の質の問題?

補正なども過度な補正が入りません。

あと、シャドー側の編集幅が広い印象で、暗い部分を持ち上げてもノイズが嫌な感じにならない。

特に比べるのに適した写真がなかったのですが、以下LightroomとCapture Oneに取り込んでそのまま書き出した写真を載せておきます。

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Capture One

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Lightroom

⑥処理が速い

Lightroomで処理していた時よりも処理が速い。

止まらないし、カクつかない。

でも最近はLightroomも速いよね?

⑦レイヤー機能がある

不透明度の調整も可能です。

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⑧カタログさえあれば、元写真がなくても確認と編集ができる

オフラインブラウズという機能らしいです。

Capture Oneのカタログは、動画でいうところのプロジェクトファイルと同じ様なものです。

そのプロジェクトファイルさえあれば、元データがなくてもCapture One内でのレタッチやプレビューが可能という仕様。

動画でいうところのオフラインメディアの状態でも動画は表示されているし、編集が出来ているような状態です。

どういう状態かというと、プロキシファイルがプロジェクトファイル内に保存されているような状態なんです。

動画やっていない人はすみません。。

じつは

LightroomとCapture Oneは写真を取り込む際に、プレビューファイルというものを生成します。正式名称かどうかは分かりませんが。

書き出しが出来ないだけ。

もしかしてLightroomでも出来る?

⑨無償版がある

FUJIFILM特化版の「Capture One Express for Fujifilm

SONY特化版の「Capture One Express for Sony

があり、どちらも無料で使用することが可能です。

テザー撮影機能以外の基本的な機能は使えるので、フジフィルムかSONYをご購入されていらっしゃる方は、この無償版で全然事足りると思います。

特にこれから写真を趣味にしたい方は、ここまで見越してフジフィルムかSONYのどちらかをご購入し、プロが使用しているソフトウェアを無償で使用するというのも全然アリですよね。

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Lightroomの方が良い点

写真の表示・管理方法はLightroomの方が一枚上手

Capture Oneはやりづらいです。

Lightroomのように日付毎のフォルダー作成なども結構面倒です。

仕事ごとにカタログは作成していた方が楽だと思います。

無料、格安のプリセットが売っている

Capture Oneにもプリセットはありますが、無料のものはほとんど見たことがないですし、売っているものもLightroomと比較すると高いです。

さいごに

いかがでしたか?色々書き連ねて来ましたが、こんな素晴らしい機能が搭載されたCapture One。

フジフィルムユーザーの方々には本当にオススメしたいソフトウェアです。

現在Lightroomを使用されていらっしゃる方は今の利便性を捨ててまで移行する必要は全くないと思いますが、特定の機種のユーザーは無償版や、有償版の無料トライアルを試してみるのは良いかもしれませんね!

元GH5ユーザーで現FX6ユーザーの私がGH6のカタログスペックを見た感想・気になった点

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引用元:https://panasonic.jp/dc/products/g_series/gh6.html

はじめに

長くGH5を使用していましたが、現在は仕事のスタイルも変わりGH5を手放してしまいました。

今は表題にもあるとおり、SONY FX6やBMPCC6Kpro、4Kをメインに、ミラーレス一眼のFUJIFILM X-T4を使用しています。

GH5を使用した感想は以下の記事に記載しておりますので、もしご興味がある方は、覗いてみてください。

demoreel.hatenablog.com

先日、GH5の後継機であるGH6が満を辞して、その姿を表しました。

色々な先行レビューやカタログスペックを眺めていると想像が捗りましたので、今回、今使っている機材とも少しだけ比較しながらブログを書かせていただきました。

気になった点

C4K 59,94pで800Mbps!?

やっぱりPanasonicビットレートが高いなと再認識させられました。

RAWでの収録は比較対象外だと思うので除外しますが、現在私はSONYのFX6を動画撮影に使用しています。

GH6と同じようにC4k 59,94p ALL-Intraでの収録が可能なのですがシネマカメラ!業務用!みたいな謳われ方をしているのに…

XAVC-I DCI4K 59.94p 600Mbps(VBR / 可変ビットレート)

一方GH6は

MOV DCI4K 59.94p 800Mbps

どちらも4:2:2 10bit ALL-Iですが、GH6は600Mbpsと200Mbps (この場合はLongGOP)が選べる。

なんなら上の解像度で5.7K(17:9) 59.94p 300Mbps(4:2:0,10bit LongGOP)もある。

Apple ProRes 422 HQ内部収録

後々のファームウェアアップデートによって収録可能になるらしいのですが、もう驚きの連続

さっきビットレートが高くてスゴイっ!みたいなこと話していましたが、ProRes 422 HQでC4K 29.97pを収録するビットレートは943Mbpsになるっぽいですね。

59.94pだとおよそ倍になるので1886Mbps=約1.9Gbps(これ合ってる?)になりますね。

その他ファームウェアのアップデート情報はこちら。

panasonic.jp

バリアブルフレームレートでも10bit

感謝でしかない。

クロマサンプリングは4:2:0だそうです(嘘だったらごめんなさい)。

チルトフリーアングル液晶モニター!?

これはなかなか使いやすい液晶システムになったのでは無いかと思いました。

モニターが三脚のプレートにもHDMI端子などのケーブル類にも干渉しなくなり、ジンバルを用いた撮影時にも、見やすい位置にモニターを向けやすくなりました。

しかもEVF液晶モニターの同時出力が可能だそうです。

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引用元:https://panasonic.jp/dc/products/g_series/gh6/operability.html

V-Log LじゃなくV-Logになってる!

ありがとうございます!

GHシリーズの位置付けとしてV-Log Lのままなんじゃないかと思っていましたが、V-Log / V-Gamutになっていましたね。

ダイナミックレンジブースト

加えて今回から採用されたダイナミックレンジブーストという機能。

OFFの時はダイナミックレンジは12+ストップですが、ONにすると13+ストップまで拡張するという力技。

OFFの時はベース感度がISO 250とのことですが、ONにするとISO 2000がベース感度になるとのこと。

SONYのFS5を使っていたのですが、当時のs-Log 2、s-Log 3のベース感度がISO 2000だったことを思い出しました。

スポット輝度メーターは便利

S1Hからの採用(でしたっけ?)された機能(だった気がする)。

これは本当に便利で、単純に白飛びや黒潰れしていないかが不安な場所の確認としても使えますし、18%グレーにしたい場所の確認にも使えます。

これは各社、各カメラに入れて欲しいと思う機能です。

サブ動画記録ボタン

地味にありがたい。

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引用元:https://panasonic.jp/dc/products/g_series/gh6/operability.html

マイクロホンアダプター/24bit収録

今回もご用意して下さってありがとうございます。

特に内臓マイク、外部マイクどちらでも24bit収録が可能になったことはとてもありがたいですね。

マイクロホンアダプター使用時は96kHz/24bitのハイレゾ収録に対応しているそうです。

音のダイナミックレンジに余裕ができると、それだけ歪みやノイズの少ない綺麗な音が収録できます。

いや、別にFX6でも24bit対応しているんで!96kHzには対応していないけど24bitには対応してますので!!

補足1:bitとkHz

〇〇bit:カメラと同様ダイナミックレンジの広さを表しています。数値が大きいほど小さな音から大きな音まで収録できるぞヤ●マーディーゼルー♪みたいなお話です。

〇〇kHz:「ゆく川の流れは絶えずして」と言いますが、音も絶えず流れています。音は空気が震えて聞こえているものなのです。

その振動(波)を一秒間にどれだけ細かく記録しているのかを表している数字です。

カメラでいうところの、一秒間を何分割した静止画で記録するのかを決めるフレームレートのようなイメージを私は持っています。数字が大きければ大きいほど一秒間に起こったことを細かく記録が出来る。

ハイレゾと呼ばれている96kHzは一秒間の音を96000分割して収録しているということです。

例え、kHzが高く細かく収録できたとしても、96000分割出来るほど高音域や低音域、音圧などを聞き取る力(bit)がなければもったいない。

どちらもしっかりと収録できるフォーマットであることが大切ということですね。

手持ちで1億画素のハイレゾ!?

これも謎で、イメージセンサーをシフトさせて高画素撮影を実現するハイレゾ撮影は各カメラに搭載されていますが、GH6のハイレゾ撮影は手振れによる画像ズレを利用するそうで、三脚を使えない場所でもハイレゾ撮影が出来るようになったらしい。

……技術の鬼ですね、Panasonicさん。

悪いところはあるの?

ダイナミックレンジブーストを使用した際、感度がISO 2000にまで跳ね上がるので、今までNDフィルターを使用していなかった方にもNDフィルターが必要になってきます。

また、これは悪いところではありませんが、特定のフォーマットでの収録時はCFexpress Type Bを使用しなくてはなりません。

現在予約購入者限定キャッシュバックと同時にCFexpress Type Bのプレゼント企画が開催中です。

届いたその日に使えて、キャッシュバック企画もあるので、すぐに使いたい方はこちらで購入するのもありですね。

panasonic.jp

まとめ・感想

一昔前から6Kや8Kという高画素機やRAW撮影が出来るかなどに注目しがちですが、GH6はユーザーの利用シーンを考え、抑えるところは確実に抑えつつ、痒い所に手が届くような細かな配慮が感じられる素晴らしい機種だなと感じました。

また、デュアルネイティブISOなどが搭載されることを望む声も多かったのではないかと思いますが、今回のダイナミックレンジブーストがその役割を担っているのではないかと思います。

ノイズがOFFとONで変わらないということは無いと思いますが、基本はOFFで使用して、階調優先時や暗い場所での撮影時にONするという分け方で利用する方も全然多いのではないかと思います。

やんやん言いましたが、まだまだ発売前。

意外と使い辛いところや微妙なところ、Blackmagicのように実はバッテリー持ちが悪いとか……いやそれはないな。大容量化したバッテリーも発表されましたからね!!

どんな場面に使いたい?

GH5の時からドキュメンタリー系の撮影に定評があった(私の知る範囲)ので、今回もドキュメンタリーで活躍することは間違いないと思いますが、感度が高くなったこともあり、ライブ系のマルチカム撮影にも向いていそうですね。

特にAtomosやBlackmagicのモニターでProRes収録を常に行なっていた方は、もうモニター側で収録しなくても良くなったのでありがたいですよね。

個人的には二台くらい購入したいですね。うん。

リリース後のみなさんのリアクションが楽しみですね。

フィリピン旅行で学びになったこと

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はじめに

2018年に仕事で人生初の海外へ連れて行ってもらいました。

海外デビューはフィリピンでした。

まだコロナのコの字もないような時で、とても刺激的な時間を過ごす事ができました。

いつかこの事態が収束し、また旅に出ることが出来るようになった時の楽しみのために思い出を振り返りながら、このブログに出会った人も「行ってみようかな」とか「その時が来るのが楽しみだな」と少しでも思ってもらえるような記事が書ければいいなと思います。

お話を始める前に

簡単にフィリピンがどんな国かをまとめます。

概要

首都:マニラ

言語:フィリピノ語 (公用語:英語)

宗教:大半がカトリック

気候:高温多湿

年間平均気温が26〜27℃。

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日本の場合、沖縄の年間平均気温が23.1℃で、全国平均では15.3℃なので、いかにフィリピンの平均気温が高いかが分かるかと思います。

抱えている問題

貧困:貧困率23.7%(2021年1〜6月 PSA調べ)

   ※私が行った2018年の貧困率は16.6%でした。

食事:炭水化物・塩分・脂質の摂取量が多い。

   特に貧困層の栄養バランスが悪く野菜を食べない傾向。

寿命:平均68歳

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とにかく味が濃い少量おかずで、お米をたくさん食べ空腹を満たすような食生活を送る方が多い傾向にあります。

行ってみて驚いたこと

こめ!コメ!米!

本当にお米が進む料理が多かったし、ボリュームもサイズも大きな物が比較的多く、そして安い。

滞在期間中は先方にお世話になりっぱなしでしたので、ほとんどお金を使う事がありませんでしたが、3泊4日していたとしても、¥20,000-ほどあれば地元の料理屋さんで三食と、ミネラルウォーターとお菓子を毎日買っても余ると思います。

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ジョリビー/チキンジョイ

・ミネラルウォーター500ml:約40円

ジョリビー/チキンジョイ   :約195円

マクドナルド / ビックマックセット:約450円

・タクシー初乗り金額   :約100円

SIMカード(30日間/5GB) :約1300円

・ジョリージープ(ご飯屋台) :約150円前後

 ※ご飯、おかず、スープセット

なぜこんなことになっているのか

フィリピンの平均年収は約48万円で、月収約4万円くらいです。

最低賃金は日給約484円で、マニラ首都圏では約1,137円となっているそうです。

ILO(国家統計局国際労働機関)調べ

もちろん場所によってバラつきはありますが、物価もこれに合わせて調整されているので、そりゃそうですよね!という感じです。

しかし、高いところは高い。

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知らない人の結婚式に参加出来る

フィリピンでは知らない人の結婚式に参加してお祝いする事ができます。

私も運よく参加出来たので、参加させていただきました。

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道路の向かいはスラム街

これは極端な言い方ですが、普通の街から一歩道を入っただけで、野犬が歩いているようなスラム街があります。

このあまりにも大きなギャップは、この世界の縮図のような光景でした。

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軍がモールでフェスやってる

自衛隊もやっているのかもしれませんが、もっと身近と言いますか…こんな感じなんです。

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ライフル(本物)を持たせてくれました。

ここで生きていける

本当に少しだけしか書くことがありませんでしたが、この海外経験で一番記憶に残ったのは、日本の生き方に囚われなくて良いということ。

日本での生き方しか知らなければ日本の生き方が基準になりますが、フィリピンでは物価も違えば食生活も違う。

お金をたくさん稼ぐことよりも家族でテレビを囲む時間を優先したり、扉や窓を買うよりSONYのテレビが欲しいと言う。

それが健康的か文化的か、安全性が高いか低いかなんて基準も、違う国同士の目線で見れば大小上下左右色々あると思いますが、そこに住んでいる人達はそれが普通です。

行った当時は「あーもうお金なくなったらここに来ればどうにかなるわ!」とか思いました。

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空港で食べた謎の麺料理

おわりに

国内外に関わらず、旅は今が絶対じゃないことを教えてくれます。

それが国も文化も全く違う場所であれば尚更です。

旅に出ることが難しい昨今、いつかまた、自由に旅が出来る日を願い、それまでは来る日に思いを馳せましょう。

旅行プランを立てるだけでも、こうして振り返るだけでも良いのです。

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フジフィルム、動画撮影時のマニュアルフォーカスがカクカクする問題について

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マニュアルフォーカスがカクツク?

フジフィルムのX-T4にXF50mmF1.0 R WRを取り付けて、動画撮影をしてい最中に気付くことがありました。

———フォーカスがカクカクしてる?

マニュアルフォーカスでピント送りをしていると、何故か”カッカッカッ”という感じで段階的にフォーカスが送られていくし、フォーカスの機構が動く音も結構デカい。

一体これは何ぞや。

なぜ?

なぜこの時代にこんな駆動の仕方をするんだ?

このレンズでピント送りをするのは初めてとはいえ、他のレンズではこんなことにはならなかったぞ?

その疑問が頭に浮かんだ時、スグに一つの仮説が生まれました。

———フォーカスの規格が違う?

調べてみた!

まず、フジフィルムのレンズに搭載されているモーターは3種類。

詳しく調べても頭がパンクするので軽く調べて簡単にまとめています。

もっと詳しく知りたい方はご自身でぜひ。

そしてコメントで色々教えて下さい。

1.DCコアレスモーター

メリット:レンズを動かす馬力あり、全群繰り出し(レンズの全長が変化する)や大きなレンズの高速駆動に適している。

デメリット:駆動音が大きい。

2.リニアモータ

メリット:この中では機構的な面ではAFが一番早い。トルクが弱いのでマニュアルフォーカスがスムーズ。

デメリット:電源を切った状態でレンズが揺れるとカタカタ音が鳴る。

3.ステッピングモーター

メリット:機械的制御の精度が高い。

デメリット:トルクが小さい。

次に、私が持っているレンズはどれにどのモーターが使われているのかを調べました。

・XF8-16mmF2.8 R LM WR             リニアモータ

・XF16-80mmF4 R OIS WR             ステッピングモーター

・XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR|リニアモータ

・XF35mmF2 R WR          |ステッピングモーター

・XF50mmF1.0 R WR                          |DCコアレスモーター

という具合でした。

XF50mm F1.0は図体がデカいなーと思っていましたがDCコアレスモーターでしたね。

…そういうことかよ!DCモーターってミ◎四駆の中に入ってるあれでしょ?そりゃぎこちなくても仕方ないよねぇ!!

マニュアルフォーカスの滑らかさの順位

私が実際にマニュアルでフォーカス送りをしてみた印象ですが…

1位:ステッピングモーター

2位:リニアモータ

3位:DCコアレスモーター

でした!

ステッピングモーター

これは俄然やりやすい。カクつくなんて知らなかったと言える。

ミラーレスのレンズでは絶対これがいい。

リニアモータ

少しカクツク?そんなことはないと思うけど、モーター駆動の音(手応え)がそんな気にさせる。

DCコアレスモーター

カクカクします。これはマニュアルフォーカスに向いていないです。

そもそも気になる範囲なの?

正確な精度でフォーカスを送る必要がある撮影以外では全然使えることには使えます。

作品に合うのか、合わないのかで使う使わないを決めれば良いのかなという範囲のお話です。

ちなみに

フジフィルムの5060mm単焦点XF50mmF2 R WRを除き全てがDCコアレスモーター採用で、唯一XF50mmF2 R WRのみがステッピングモーター採用なので、動きの滑らかさが必要な場合はこれ以外選択肢がないかもしれません。

どのレンズにどの仕組みが使われているのかは以下のページから確認できます。

※フジフィルムのQ&Aに飛びます。

https://digitalcamera-support-ja.fujifilm.com/digitalcamerapcdetail?aid=000005494

まとめ

正直、手持ちのレンズで、しかも一人の目線で調べた意見ですので、ステッピングモーターでもカクカクしたり、個体差により目立ったり目立たなかったりとあるかもしれません。

過信するのではなく、一つのエンタメ的意見として受け取って頂けますと幸いです。

…とは言ったものの、フジフィルムのカメラとレンズを用いて動画撮影を検討中の方は、よく調べてレンズを選ぶことをオススメします。

私は基本、写真撮影専用カメラとして利用しているので困ることはほとんどありませんが、メインで使用したい方には困りものかも。